ほぼネタバレなしで『Inscryption』の魅力を伝える

『Inscryption』というゲームがあります。

2021年10月にSteamで発売したゲームで、先日(8/31)にPS4・PS5版が発売されました。

インディーズ製のゲームとはいえ、下記の通り既に高い評価を得ているゲームでもあります。『Inscryption』がGDCアワードのゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞。IGFアワードの大賞にも輝き2冠に【GDC 2022】

どんなゲーム?

たびたび「ネタバレ厳禁」という言葉とセットで語られるこのゲームですが、「ネタバレ厳禁」という言葉にも、テレビCM前の「この後、驚きの展開が!?」と同じくらいの情報量はありますよね。

そんな前評判に恥じない、間違いなく想像を越える体験ができるゲームです。

ゲームジャンルとしては「デッキ構築型ローグライト」という感じで、その筋の傑作『Slay the Spire』に近いシステムとなっています。あえて一言で言うならカードゲームです。

なんか変なのがいるな。

カードゲーム要素は、この手のゲームに慣れていない人だと最初は少し苦労するかもしれません。
とはいえ、高度なプレイングを要求するものではなく、「反則級の強いカードを作って一気に決めてしまう」という明確な抜け道が作られています。

総じて、慣れとトライ&エラーでクリアできるちょうどいい難易度だと思います。
もちろん、プレイヤーを飽きさせない工夫は随所にされています。

この手のゲームに慣れている、あるいはこのゲームで慣れることになる人に対して、クリア後要素としてカードゲーム部分を掘り下げたmodが遊べるのも良いところです。

また、パッケージイラスト等から分かるように、若干のホラー要素があります。
と言っても急に驚かせてくる類のものではないので、「不気味な雰囲気」程度の心構えで良いと思います。

いざゲームを始めてみると、単なるカードゲームではなく、ゲームの進行はTRPG(テーブルトークRPG)のような形式で進んでいることが分かります。
しかもそのテーブルから立ち上がれてしまうし。
そして何より、一部のカードの様子がちょっとおかしい。

…という感じでプレイヤーが「疑念」を持ち始めたところから、本当の意味でこのゲームの体験が始まります。その先は、自分の目と耳とコントローラーの振動で確かめてください。

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