『魔界戦記ディスガイア7』初代絶勝斎・トロフィー攻略

元々好きだったSRPGがフリープレイになっていたので、何となくプレイしたPS Vita版『魔界戦記ディスガイア4 Returns』に衝撃を受けたのが2016年のこと。
それ以来、『ディスガイア』シリーズは各シリーズ1トロコンしています。

Nui
Nui

単純に「好き」というより「こんなゲームあり!?」という感じでしたね。

シリーズ最新作の『ディスガイア7』も面白いんですが、初心者に対する敷居が高いと感じる部分が多いので、今回は感想よりも攻略メインの記事にしようと思います。
※DLCの購入は前提としていません。

シリーズの魅力については以下の記事でも少し語っていますので、よろしければこちらもどうぞ。

魔界戦記ディスガイア7

『ディスガイア7』はユニットを育成しながら各ステージをクリアしていくSRPGで、ストーリー本編完了までには5ステージ×15話=75ステージのクリアが必要です。

それぞれのステージでそこそこの長さのストーリー(+例の次回予告)が入るので、これだけでもボリュームとしてはなかなかのものですね。

ストーリーは軸がしっかりしており、スピード感とユーモアも備えているのでダレることはないと思います。

本編クリアにあたっては、まとまったレベル上げは必要ありません。
詰まってしまった場合、まずは戦闘時に敵ユニットの魔ビリティーを確認して対策を練りましょう。
戦闘時の小細工ではどうしようもなさそうであれば、ゲーム内の育成要素2を少しずつ活用してステータス強化をしてみましょう。

本編クリアまではチュートリアル」という言葉はやり込み系ゲームの常套句となっていますが、『ディスガイア』シリーズはその最たるものであると言えます。

避けては通れぬ「修羅」攻略

問題は本編クリア後のやりこみ要素で、特に「修羅」ステージの攻略はトロフィーコンプリートにおいて間違いなく最大の壁となります。

理由は単純明快、敵ユニットのステータスが文字通り桁違いになっているためです。
生半可な育成では、ダメージを一切与えられずに敗北を喫することになります。

修羅ステージは他のゲームに例えるなら(超)ハードモードといった感じですが、『ディスガイア』シリーズにおける膨大な育成要素は明らかに「修羅」以降の攻略を前提に用意されているため、そういう意味では「修羅」までが一つのゲームデザインであるとも捉えられます。

特に修羅ステージ最終面(第15話)は非常に手強く、ここをクリアできるようになっている頃には他のトロフィーも獲得可能になっているでしょう。

各トロフィー(抜粋)の攻略は最後に回して、まずは修羅ステージ攻略のために必要なことを整理します。

大まかな目標

大まかな目標としては「(バフ込みで)カンスト:99,999,999に近いくらいの攻撃ステータスを持つキャラクターを用意し、魔ビリティーと特殊技強化で与ダメージをさらに高める」ことになります。

これにより、強大なステータスと反則級の魔ビリティーを持つ修羅第15ステージのボス「初代絶勝斎」を1ターンで倒すことを目指します。
やられる前にやるしかない。

上記の条件に該当するキャラクターは多ければ多いほど良いわけですが、天使兵(ニトラ)の「ヴァルキリーオーダー」や舞妓の「鼓舞激励」等を活用することで1キャラのみの強化でも1ターンキルは可能であるようです。

私は固有キャラ全員を育成することで、(作業時間が少し増える代わりに)各ステージやアイテム界の攻略がスムーズに進められました。
この辺りは好みかなと思います。

固有キャラの中で優先して育てるキャラクターを選ぶなら

  • フジ
    固有魔ビリティー「二段構え」が超強力で、男性なので汎用魔ビリティー「華やかな声援」の効果を受けられる。
  • ピリリカ
    「チャンバラ助太刀部隊」によって能力を底上げ可能。
    固有魔ビリティー「財団の長」によって、HP・SPが特に伸びる。
    ↑の性質上、複数キャラクターを育成する場合は最初に育てることを推奨。
  • アオ
    2つの固有魔ビリティーで火力が大きく伸びる。

あたりになるかと思います。
特にこだわりがないなら、フジとピリリカ辺りはしっかり育てることをオススメします。

以下、キャラクター育成の大まかな流れを紹介します。
1から10までの説明はしませんが、効率化のためのポイントを列記していきます。

「効率のためにズルをする」のがこのゲームの楽しさの根本だと思っています。

①レベルを9,999にする

今作はヒール系魔法の経験値取得量がやたら高いというハートフルな仕様なので、「テラヒール」の範囲を広げて多くの味方を回復することで容易に経験値を得ることができます。

まず、9-4「懸命なる掃討」ステージで「行動回数+1」ジオブロックを緑色の床に移動させます。
緑色の床にいる敵ユニットを倒して3×3の形に味方ユニットを並べ、レベルを上げたいキャラクターでテラヒールを連打しましょう。

・【ヒール役】テラヒール(特殊技教導隊で取得可能)、範囲MAX強化、「勉強好き」系
・【ヒールされる役】夜魔族(可能なら★6)、「成長サポート」「ハッピーソング」
・暗酷技館「経験値を3倍にしたい!」可決
・チート屋(経験値)
・<任意>回復する役を「新人教育部隊」リーダーとすることで他キャラも少し育成可能

②全クラスの熟練度を★6にする

本作には全45種類のクラス(ジョブ)が存在し、転生の必要もなくいつでもクラスチェンジできる仕様となっています。

全クラスの熟練度を最大(★6)にするメリットは色々ありますが、差し当たって重要なのは以下の3つ。

・各ステータスの「基礎値」+1000
・全装備適正+135%
・汎用魔ビリティーのコスト上限+10

手動での「クラスチェンジ→稼ぎ」の繰り返しが必要なので、やや手間のかかる工程です。
稼ぎは①と同じく3×3テラヒールでOKで、ステージは①によって解放可能になっているはずの練武1がおすすめ。邪竜族を奥の島に投げることで邪魔されなくなります。

・【回復する役】テラヒール、範囲MAX強化、「職業訓練」系、RES強化
・【回復される役】夜魔族(★6)、回復する役のRES強化(「錦の御旗」など)
・チート屋(クラス熟練度)

熟練度の上がりやすさはクラスによって違いますが、最大限効率化できれば機動戦姫・天使兵以外は1回のテラヒールで★6にすることができるようです。

③転生する

暗酷技館で「転生したい!」を可決します。素質は一応「天才」で。
②によって各ステータスの「基礎値」が1000を超えているので、レベル1時点でも高いステータスになっているはずです。

④ドリンクバーに兆単位の経験値を溜めて、「魔王親衛隊」をLv9にする

ドリンクバーの経験値はキャラクターのレベル上げを普通にしていくだけでもそれなりに溜まっていきますが、④で使う「魔王親衛隊」の部隊Lvを最大の「9」とするためには10兆以上の経験値が必要です。

③で転生したレベル1のキャラクターをヒール役、範囲9の高火力を出せるキャラクターを攻撃役とした上で、以下の方法で兆単位の経験値をドリンクバーに入れることが出来ます。

【ヒール役】テラヒール(範囲9マス)、「勉強好き」系、回復技強化系、できればSP強化
【攻撃役】高火力の範囲9マス技、「手加減」「けむり玉」(必須)
【ヒールされる役】「キュートソング」「天使の祝福」「成長サポート」「ハッピーソング」等
・暗酷技館「経験値を3倍にしたい!」「新人歓迎会をしたい!」可決
・ヒール役以外のキャラで暗酷技館「経験値を独り占めしたい!」可決
・チート屋(経験値)

「ヒール役」の周囲8マスに「ヒールされる役」を並べて「攻撃役」で9人を攻撃、1まで減ったHPを「ヒール役」が回復することで経験値を大量に獲得できます。

同様の方法でチート屋などの設定を変えることで、マナ等も無尽蔵に稼ぐことができます。

しかも、ヒール役以外のキャラが経験値を独り占めすることでヒール役はレベル1のまま、ドリンクバーに経験値を溜め続けることが出来るという寸法です。

ドリンクバーに必要経験値が溜まったら、「魔王親衛隊」をLv9にします。

⑤基礎ステータスを1000万まで上げる

以下の要素によって「ステータス成長率」を高めた状態で、再びレベルを9999まで上げます。

・部隊屋「魔王親衛隊(Lv9)」に所属
・魔ビリティー「猛烈○○訓練」系(全種)

ここまでくれば、レベル上げはドリンクバーの経験値で好き放題行うことが出来る状態になっています。

これにより、ATK,DEF,INT,RES,HIT,SPDが1000万(基礎ステータスの上限)に到達します。
HP,SPの上限は比べ物にならないほど高くなっているので、一旦諦めましょう。

⑥魔王神級ガ邪ポンを回して入手したエキスを使用

基礎ステータスは上限に達しましたが、『ディスガイア7』では「エキス」でドーピングをすることができます。上げられるステータスは同じく(HP,SP以外は)1000万ずつ。

エキスは意識して集める必要があり、最も効率が良いのは「ひたすら魔王神級のガ邪ポン(ガチャガチャ)を回す」というゲーム性のかけらもない方法です。

ガ邪ポンを回すには魔界病院で多くのHP・SPを回復して「RP」を得る必要があり、以下の作業を繰り返して回復し続けるのが手っ取り早いです。

・出来るだけHP,SPを伸ばす(「芸風チェンジ」、「強大な魂」、「偏った魔力」等)
・「隠密偵察」をセット(HPが1に)
・「芸風チェンジ」を外す(HP,SPともに1に)
・「隠密偵察」を外す(最大値が元に戻る)
・魔界病院で回復

HP,SPが育っているキャラクターが多い場合は、1-1に10体出撃させて「崩壊する躰」+「スタンディング」で全員HP1にする方法を採るとより効率的です。

⑦魔ビリティーと特殊技の強化でダメージを最大化

ステータスの底上げが完了した段階で、ようやくSRPGの土俵に立つことが出来ます。

強力な魔ビリティーを詰め込んで、ステータスやダメージを伸ばしていきましょう。

例えば、短期決戦になるので「不安定な力」は破格のコストパフォーマンスになります。
そのほかにも、条件やデメリットはあれど効果の高い魔ビリティーを使っていきたいところ。

また、結局10人で出撃することになるので「錦の御旗」や「気になる相手」などを活用するのも有効です。

戦闘中の各ステータスとして、ステータス自体の上限である99,999,999まで伸ばす必要はありません。
7~800万くらいまで伸びていれば十分なのではないかと思います。

SPも大きく伸びているはずなので、特殊技も出来る限り強化しましょう。

⑧その他、重要な要素

・装備強化(アイテム界・アイテム転生)
・暗酷技館「遠くへ移動したい!」系可決
・暗酷技館「固有魔ビリティーを装備したい!」可決
・スイセンの固有魔ビリティー「予知奉行弐」の活用(+フジの汎用魔ビ「急所斬り」)
・天使兵(ニトラ)の特殊技「ヴァルキリーオーダー」
・舞妓の特殊技「鼓舞激励」
・凶禍薬の使用

『ディスガイア』シリーズの過去作は装備のステータスが非常に重要で、アイテム界がメインコンテンツと言っても過言ではない様相でしたが、特に『6』以降はその傾向がかなり薄くなっています。
もちろん主要な強化要素の一つではあるんですが、手間との兼ね合いを考えると上記のキャラクター育成を行っていく方が遥かに効率が良い、というのが正直なところです。
とは言え、修羅ステージの解放条件やトロフィーに関わってくるので無視できるほどではなく、移動力の上昇やイノセントの取捨選択はそれなりに重要です。

また、汎用キャラクター「舞妓」の解放条件(クエスト屋)である「山吹色のお菓子」が通常プレイではやや手に入りづらいですが、アイテム界調査団などを利用することで入手可能です。

結局のところ、冒頭で目標に挙げた「初代絶勝斎」にどれほどのダメージが入るのかは実際に試してみないと分からない部分が大きいです。
与ダメージはステータスや技威力だけでなく、敵や味方の魔ビリティー等も複雑に絡み合って算出されるためです。

失敗のペナルティがあるゲームではないので、多くの場合はトライ&エラーを繰り返して攻略していく形になると思います。

難敵「初代絶勝斎」を撃破し、修羅ステージ15をクリアすることで、最難関トロフィー「絶勝編 完(ゴールド)」を獲得できます。

この呪文ツイートを元にこの記事を書いてるところある

その他のトロフィー

先述した通り、「初代絶勝斎」を倒せるほどの強力なキャラクターを育成できているならば、他のトロフィーはそれほど問題なく取得できるはずです。

『ディスガイア』シリーズのトロフィーはかなり多様なゲームプレイを求めてくる傾向があるので、強力なキャラクターがいたとしても苦戦しうるトロフィーについて、ヒントのみ記載します。

  • 魔王(ブロンズ):悪魔詰将棋を完全攻略する。

※「悪魔詰将棋」に関しては下記ツイート参照
かなり取っつきにくい「魔心」要素の習熟が求められるトロフィー。

とにかく重要なのは「他のキャラの行動が終わるまで待機」コマンドです。
このコマンドは1行動分のみスキップするので、人数が多い課題ではやりすぎなくらい待機させる必要があります。

  • ジオマスター(ブロンズ):ジオ連鎖5連鎖以上で全消しする。

練武第4ステージで達成可能。

ワープを駆使してそれぞれの島に移動し、左下の島のジオシンボルを青色の床に投げ込みます。
その後、右上→左上→左下→右下→中央の順番で「攻撃予約」すればOK。

  • ボッコボコ!(ブロンズ):コンボ数20を達成する。

固有魔ビリティー「支援攻撃」を活かして、アーチャー10体で通常攻撃するだけ。

  • そして敵は死ぬ(シルバー):100億以上のダメージを与える。

シリーズ恒例の大ダメージトロフィー。

初代絶勝斎を撃破できる火力があっても、基本的に100億ダメージには届きません。

色々やり方はあると思いますが、自分は以下の方法で獲得しました。

・シーフォーの弩ビリティー「火属性耐性-99」
・アオの弩ビリティー「被ダメージ2倍」

最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました。

普段はX(旧Twitter)におりますので、フォロー等して頂けますと幸いです。

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