『大神 絶景版』感想(+トロフィー攻略)

先月プレイしていた『大神 絶景版』の感想(+トロフィー攻略)記事です。
本筋のネタバレはありません。

今まで、プレイ直後の感想記事は

①プレイ終了後にゲームの全てを思い出すのは難しく、その状態で書こうとすると既に言い尽くされている利点と欠点を並べただけのありきたりな感想になりそう

②(プロフィールにもある通り)ブログは30分程度で書くというポリシーがあるので、納得のいく感想記事を書くことが難しい

といった理由から、書くことを避けていました。

ただ、何のためにブログを始めたのかという原点に立ち返ると、やはりプレイの感想は形として残した方がいいかなという思いもあります。
上記①・②への対応策として、「Twitterにリアルタイムの感想や進捗を記録した上で、それを活用して記事を書く」という方針で頑張ってみようと思っています。

Twitterをフォローしてくださっている皆様、いつもありがとうございます。

大神 絶景版

PS2の名作『大神』のリマスター版で、私がプレイしたのはPS4版になります。

じわじわと評価されていったタイトル、という見方をされることが多いですが、1つの作品がWii→PS3→Steam→PS4・Xbox One→Switchと移植・リマスターされ続けていることからもその人気が伺えます。

唯一無二の世界観

一番の特徴と言えるのは、「和風」や「古風」という言葉だけでは表せないような、ゲームの細部まで徹底された世界観です。

生き物も、風景も、各種エフェクトも、流れる水や吹きすさぶ風さえもすべて筆で書かれたような意匠となっており、2Dであるはずのこれらの表現が、3Dの世界の中で違和感なく息づいている作品となっています。

このあたりは言葉で語るよりも、実際に見ていただいた方が早いかなと思います。

台詞やテキストも古風でありながら、現代人にもしっかり読み取れる工夫がされている秀逸なものだと思います。

お茶目で分かりやすいストーリー

タイトルの『大神』は主人公そのものを表しており、「天照大神」と「狼」をかけたタイトルになっています。

簡単に言ってしまえば「神様が狼の姿で世界を浄化する」物語なんですが、その字面から受ける印象とは異なり、物語には至るところにユーモアが織り交ぜられています。

まず、主人公は「気高い狼」というよりは「気まぐれな犬」です。かわいい。

登場するキャラクターもどこかにツッコミどころを持っているような曲者ばかりで、それぞれ個性が際立っていると思います。

とは言えふざけてばかりではなく、主人公は「世界を呪いや祟りから救える唯一の存在として奮闘する」という王道ストーリーを歩むことになります。

主人公は最初から最後まで一貫して「神様」であり、人型ではないことも相まって「異質な存在」として描かれています。
彼は言葉を喋らないので、主人公が何を思うかについても詳細に語られることはありません。
それでも、人々の願いに寄り添う姿には間違いなくプレイヤーの意思が介在しており、そこから繋がるラストシーンは非常に評価が高いのも納得です。

爽快感のある戦闘

戦闘はシンプルなアクションゲームといった感じで、敵(妖怪)ごとに「筆しらべ」を使い分けて倒したり、アイテムを得たりすることになります。

よく言われている通り、難易度は一部を除いて「かなり低め」といってもいいくらいです。
数値的にどうこうと言うより、「筆しらべ」のためにいつでも時を止められるのが理由だと思います。

難易度が低い戦闘が続くとダレそうなものですが、派手な演出とヒットストップによって非常に爽快感があるので、その点が気にならないんですよね。

私は、「単純作業を面白く感じさせる」ことこそがゲームの本質だと思っています。
ゲームというのは、突き詰めて考えれば「画面に『押せ』と言われたボタンを押す作業」と言い換えられてしまいますが、それがなぜ面白いのか。
そこには演出・モーション・システム面などの、様々な細部までの工夫が理由としてあると思います。

その他(システム面など)

RPGとしては非常に堅実な作りで、収集要素も充実しています。

フィールドとダンジョンを交互に探索するような流れなので、謎解き要素が多いこともあって『ゼルダの伝説』シリーズに近いと思ってもらえれば間違いないと思います。

BGMも評価が高い作品ですが、個人的は一部ミニゲームのBGM「イダテンと競争」が好きでした。(イヨォ~)

ちなみに、ミニゲームは難易度がそこそこ高いので、何度も聴くことになりがちです。

以下、ストーリー外の攻略情報です。

トロフィーについて

トロフィー難易度は、★★☆☆☆(星2)という感じです。

1周でコンプリート可能な作りになっていますが、いわゆる「時限トロフィー(取り逃し不可)」が2つあります。

①『九死に一生』:水龍に追われる際 飲み込まれずに浜までたどり着く

説明の通りで、やり直しがきかないので失敗したらリセット&ロードが必要です。
それほど難しくはありません。

②『戦いの記憶』:妖怪絵巻物の項目を全て埋める

「宝帝の屋敷」最深部にいる「烈火雲外鏡」はここのシンボルエンカウントでしか戦えず、戻ってくることもできません。
その他にも再戦が面倒な敵(妖怪)がいるので、新しい場所の敵シンボルに一度はぶつかっておく癖をつけておいた方が良いと思います。

また、クリア時の総合戦績(一周のゲームプレイを通しての戦績)で最高評価を得る必要もあるので、一応意識しておきましょう。
ただ、普通にプレイしていれば達成できる程度のものです。

エンドコンテンツに近いはぐれ珠の全収集も、ちょうど良いくらいの難易度なのでストレスに感じるほどではないと思います。
戻れる場所にしか配置されていないので、ラストダンジョン前の収集で問題ありません。

魚図鑑のコンプリートが地味に大変で、夜にしか現れないレア魚などもいるので注意。

総評

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
リツイート・Twitterのフォローなどして頂けると大変嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました