好きなゲームBGMについて語る ①:魔界戦記ディスガイア4「獣王の爪跡」

ゲームにおいて、BGMというのは切っても切れない存在ですよね。

好きなゲームには1つや2つ、好きなBGMがあるものではないでしょうか。

今回は、2011年発売の『魔界戦記ディスガイア4』の暗黒議会において他の議員を「力ずくで説得する」時に流れるBGM、「獣王の爪跡」を紹介します。

有名なBGMではない1と思いますが、好きなBGMを1つ挙げろと言われたら私はこれを選びます。

お忙しい中とは思いますが、聴きながら本記事を読んでもらえると嬉しいです。

獣王の爪跡

※イントロ(~0:27くらい)+2ループの構成としています。
 実際はイントロ後、ループ部分が流れ続けます。

イントロからただならぬ雰囲気を漂わせていますが、そこからは大まかに分けると篠笛パート(A)→ヴァイオリンパート(B)→篠笛+ヴァイオリンパート(C)というような構成になっています2

どのパートもかなり印象に残る旋律ですが、特にB部分からC部分にかけての盛り上がり(1:00~1:47あたり)が個人的には大好きです。

好みは人それぞれだと思いますが、美しさと力強さを兼ね備えた、かなり個性的なBGMであることは間違いないのではないでしょうか。

本曲をはじめ歴代『ディスガイア』シリーズの音楽を手掛けてきた3佐藤天平さんは、他にも美しいヴァイオリン系のBGMを作曲されています。

ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』の「Club Coven」や、『魔女と百騎兵』の「百輪の薔薇」も素晴らしいBGMですので、この辺りも聞いてみてほしいです。
…というより、どちらのゲームも名作なので是非プレイしてほしいです!
特に『魔女ノ旅団』シリーズはオススメです。ダークな世界観がたまらない。

「力ずくで説得する」

「獣王の爪跡」は基本的に戦闘時のBGMですが、流れる場面が特徴的です。

『ディスガイア4』において何らかの要素を解放(キャラクターの作成・新システムや新ステージのアンロックなど)するには、「暗黒議会」で可決される必要があります。

なかには一見よくわからない議題も

議題を決めると、舞台はおごそかな議場へ。

ここで採決が行われ、賛成多数なら可決となります。

議員は主に汎用ユニットが務める

なお、各議員にワイロを渡すことで可決の票数を増やすことができます。さすが魔界。

そして、反対多数で否決されたときは…プレイヤーに選択肢が提示されます。

この画像の選択肢にはないが、「誠意を見せる」(多額の現金を払って解決する)ことも可能。

ここで「力ずくで説得する」という不穏な選択肢を選ぶと、画面が割れるような演出と共に、議場は戦場と化します。初めて見た時は驚きました。

説得・・・?

ここで流れるのが「獣王の爪跡」です。

そして、反対派の議員をすべて倒すと議題は可決。
賛成派しか残っていないので当然ですね。

なんか議員減ってない?

人間界とは異なる倫理観が魅力の一つである『ディスガイア』シリーズを象徴するようなシステムだと思います。

魔界戦記ディスガイア4

このBGMが収録されている『魔界戦記ディスガイア4』は、私が初めてプレイした『ディスガイア』シリーズのゲーム4であり、その補正もあるかもしれませんがシリーズで一番好きな作品です。

『4』特有の魅力としては、ストーリーが良いですね。
主人公「ヴァルバトーゼ」のキャラクター性が非常に魅力的で、私はしばらくPSアカウントのアイコンにしていました。

イワシが好きすぎる男

ゲームシステムとしては上下左右にユニットを移動させて戦う「シミュレーションRPG」系となっていますが、『ディスガイア』シリーズは戦略面だけでなく、育成面に重きを置いたシリーズと言えます。

「キャラクターを育てる」というのはどのRPGにも存在する要素かと思いますが、その奥深さが他のゲームとは一線を画したものとなっています。

キャラクター自体の育成項目も多彩ですし、装備するアイテムの中に「アイテム界」というダンジョンが100階層ほどあったりします5。それを踏破してアイテム自体を異次元のステータスまで強化し、装備させることで作成したてのキャラクターでも最強クラスの戦力とすることができたりします。

ふつうのガム界ってなんだよ

育成には当然手間がかかるわけですが、巧妙に「ズル」できる要素が各所にちりばめられていたりもするので、多少面倒でも目標までの過程を楽しめるタイプのプレイヤーにはバッチリはまる作品です。

最後に

本稿執筆日の翌日には、『ディスガイア』シリーズの新作『魔界戦記ディスガイア7』が発売されます。

日本一ソフトウェア公式Twitterより

上述のゲームシステムや最高効率のためにはDLCが必要になりがちという事実から万人にオススメできるというタイプのゲームではないというのが正直なところなのですが、刺さる人には深く刺さるタイトルだと思っています。

いきなり新作を買うのもハードルが高いということでしたら、DLC全部入りで今では安くなっている『魔界戦記ディスガイア4 Return』を購入してみるのも大変お得な選択肢でございます。
当初はPS Vita版だけでしたが、今ではPS4版やSwitch版も発売されていますよ。

「ゲームはやり込み派」の皆さん、一度プレイしてみませんか?

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
リツイート・Twitterのフォローなどして頂けると大変嬉しいです。

ゲーム画像の出典:『魔界戦記ディスガイア4』公式サイト

コメント

  1. なっぷる より:

    いつも楽しく読んでます。
    BGM聴いたらなんかガレリアの思い出が蘇ってきました。こういう曲がお好きなんですね。

    それはそうと「なんか議員減ってない?」が好きです。

    • Nui Nui より:

      いつも読んでいただきありがとうございます。

      ガレリアは本当に良かった・・・!
      ヴァイオリンは触れたこともないんですが、旋律が前面に来る感じが好きなのかもしれないです。一人舞台感というか。

      • なっぷる より:

        なるほどです!
        バイオリンはたくさんでもソロでもさまになるし大人の魅力がある気がします。ダークな世界観とマッチしてるのかもしれないですね!
        かつバトルの緊迫感も出せちゃう…万能かな…?

  2. 匿名 より:

    正直ディスガイア4のBGMは全体的に好みじゃなかったのですが例外が獣王でした。
    これだけは好き過ぎてアイテム界のBGMにして何度も聴きました。

    • Nui Nui より:

      ディスガイア4はアイテム界に潜る時間が非常に長くなる作品ですが、BGMを自由に選べるのがいいですよね!

      同志がいて嬉しいです。
      コメントありがとうございました。

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